2009年11月02日

膝痛 (1)  整形外科領域の治療

皆様 今日は。
桜カイロ 院長の吉野です。

本日は、膝痛について。
私たちカイロプラクターが施術する腰痛や肩こりは、筋骨格系疾患と称しています。

その疾患の代表格が腰痛で、二番は膝痛が登場。
ご来院いただく方は、腰だけでなく膝も痛いと訴えられることは多いです。
実を言いますと、カイロプラクターは手術の必要までに至らない一般的な膝痛の改善は得意です。
過去障害の程度の差にもよりますがご年配の方であっても、痛みは軽減し、膝は改善します。

肩こり、背部痛と同様でして筋骨格系の疾患で緊急性のない限り私たちは最も得意とする分野であります。

さて、膝関節痛。
膝痛の方に対する治療の現状から入ろうと思いますが、一般的な医学の知識と整形外科の主な治療法について。


膝の痛みを訴える方は年齢から覗くと、若い人の場合は外傷であったりまれには癌によるものがあったりして若年者では一般的とはされていません。
多くの方は年齢が重ねるにつれ膝が変形し、これは膝が退行性の変化を起こしてしまうので老化が関わります。

特に原因がなく膝の形が膨らんだり曲がったりするのは、関節軟骨の増減によるもので膝の中心では関節軟骨の細胞増殖が少なくなるため中心部は磨耗し、膝の外縁辺りは逆に増殖するため膝が変形してしまうのです。

いわゆる老化に基づく変化とも言われ、この変化は私たちは心は別として体には受け入れざるを得ません。けれども、変化してもそれだけのことなのです。
その変化自体は痛みは決してないことを知って下さい。

軟骨の増減自体は顔のしわが増えたり、白髪に変わるようなことと同じものです。


膝関節のトラブル《このトラブルとは次回ご説明します・・》を生じると痛みに発展するのですが、膝内部は炎症を起こし関節液が溜まり(いわゆる膝の水溜り)、こうなると半月板や靭帯とりまく筋肉の一連の膝関節構造の歯車がかみ合わないのです。この症状は変形性膝関節症と診断名がつきます。
かみ合わない機能が続くと一部破損や化膿し強い炎症性の病名になります。

整形外科的にはこれらの治療は段階によって方法が違います。

レントゲン、内視鏡、血液検査などで確定し靭帯損傷などの場合などは外科的な手術となりますが、特に理由が見当たらない痛みだけの場合や加齢性と判断されれば鎮痛消炎剤や湿布・塗り薬の処方になります。

溜まった関節液は穿刺して抜きますが、その後ステロイド(現在はあまりしていない)やヒアルロン酸を注入します。

その他は、いわゆる電気的療法や運動療法(理学療法)。

いずれもこれらの異なった治療方法は保険点数が付いており、もちろん点数が高い治療方法が収益を上げます。

以上は烏天狗先生にお教えいただいた現代医療の指針と治療法を紹介しました。


次回は、『膝痛(2) 桜カイロプラクティックの視点から』です。

桜カイロ
吉野




Posted by 桜カイロプラクティック at 14:40│Comments(2)
この記事へのコメント
昨日、更新メールが入ったので確認したのですが、その時点では下書き保存だったのかな?、表示されてなかったので・・・。 
どんな内容か気になってました。 

膝関節痛ですかー 
最近営業から様々な業種を経験して,膝を酷使して結構痛めて、病院では無く、桜カイロさんへ直行して正解でした。 
帰りには痛みも無く快適に帰り、翌日の業務も快適に仕事をこなせましたから、相変わらず驚きです。 


痛みって、老化による変化自体は痛みは無いのですかー、
老化や変形により痛みが発生すると思ってました。 
間違った知識とは怖いと思いました。

一連の筋肉が歯車がかみ合わないのが原因なのですね、確かに院長先生の治療では一連の筋肉に対してアプローチしてるなーって思いました。 

病院では注射を進めて、どんな成分とか、効果を聞いても素人に話してもわからないでしょ的な感じでかわされて、打たれてしまったりとか過去にありましたけど、こう言うので悪化したりと怖いなと思うし、
TVでの内容もイマイチ確信に触れてない時もあり、疑問点が感じられますが、、、 
ヒアルロン酸もイマイチな気もしてましたが、実際は効果があるのですね。

でも、行き当りばったりな感じの薬や注射とか多いと感じますし、厚生労働省の対応、製薬会社の対応等、医師に使ってもらってなんぼと言う気がします。 
治験とかありますが、普通に使ってるはずの薬や注射も使用して効果が違うとか色々とありますが、 病院って怖いなーっ思います。軽く拷問だったりしますね。

患者して様々な経験をして、近年はカイロが安全で正しいと私の見解ですが、そう思う様になりました。 

確かに正座しては駄目と聞きますし、高齢者の方とか集まった時とか正座は医師から禁止されてるとか聞きますが、 よく考えると治療法では無いですね。 ただ禁止されてるだけですねー。 

次回が楽しみですね。 
Posted by ナグッチー  at 2009年11月02日 22:12
いつもウオッチして頂ける強い味方のナグッチーさん
ありがとうございます。

ごめんなさいね。書きたいことが大きすぎたようなので、ブログを分けて再び掲示しました。

これまでは、批判的な表現は慎んでいたのですが、今回はちょっと思うことが存分にあったので、言いたいことをそのままお伝えしました。

ナグッチーさん どうぞよろしく。

桜カイロ 吉野 
Posted by 桜カイロ 吉野 at 2009年11月06日 20:21
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