2010年01月13日

ひまし油は脅威的な治癒促進作用(2)

皆様 今日は。
桜カイロ院長の吉野和廣です。

桜カイロも頻繁に使うひまし油の効果についてお話ししています。
母は外科手術を受けた後、体が良好状態を維持しつつ早期回復に向かったのですが、同じ治療入院を送られる方々にきっとお役に立つであろうと考えています。
乳がんの病名に関係なく他の外科手術を受けられる方にひまし油の治癒促進効果が期待できます。


ひまし油塗布を実際に行った方法を記します。
塗布します。飲んでも効果はなく、飲んではいけません。

1月2日 夜、自宅で右わき腹にひまし油湿布を1時間実施。
1月4日 入院
1月5日 手術(午前9時30分から午前11時30分 右乳房摘出し全身麻酔が覚醒するまで)
 私たちが食事を取り部屋に戻ると、母の方が早く病室に戻っておりこちらは再開を逃していました。ベッドに仰向けで術後の経過様子を観察し見守ります。
 体には数種類の測定器具(血圧、体温、酸素分圧・・)が装着されていて5分間隔で看護師が測定に部屋に入っています。酸素マスクをつけ血圧は150と95レベルを推移。左腕は測定装置と静脈点滴留置針でふさがれています。
 
 右の二の腕は装着するものがありません。私は両手を消毒石鹸で洗っておきます。
 ひまし油の効能は術後の最初の塗布がおそらく大きいと思います。
 看護師が出た後、次の5分後に来る前までにひまし油塗布を行います。
 
 まず、右肩あたりまでパジャマをめくりあげます。私の手のひらにひまし油をたらし、母の右二の腕全周囲に可能な範囲で皮膚にひまし油を塗布し刷り込みます。衣類を汚さないように、右胸の傷に一切刺激を与えないように腕を持ち上げないように最大の注意を払いながら行います。
 ポイントは十分に皮膚に刷り込むことです。
 
 血圧は、最初の塗布から数分後に一瞬で120と70に落ちました。その後は正常範囲で安定します。たまたま下がったとは思っていません。ひまし油は交感神経系に安静作用をもたらすからです。
 
 2回目の看護師の部屋を出た後、再び塗布を繰り返します。全体で1時間程度で右腕塗布は初日終了。
 術後の痛みは退院するまでなかったようです。就寝前には両手の甲と平にも塗ります。
1月6日 食餌も旺盛で、トイレ回数も多い。高齢者の術後の改善とは思えないような目覚しさを見せていて元気です。
 ひまし油は薄く引き延ばし顔と唇、両手の甲と平に塗ります。
1月7日 右腕、顔、両手の甲と平に塗布
1月8日 担当医師から退院許可を頂きました。この時点でひまし油塗布は終了しました。退院の準備。
1月9日
1月10日 昼食後退院しました。

以上が塗布のすべてです。
ひまし油の塗り方は、どなたでも注意を払って行えば可能です。
重要なことは病院にお願いした治療の邪魔になってはいけません。
こちらは病院スタッフに余計な不安要素を持ち込んではいけません。

○鶴先生の優れた手術技でもって母は成功し、先生のおかげで退院できました。
母は体重35Kg、慎重140cmで時折不整脈が出る高齢者で、右乳房の摘出は大きな負担であったはずです。先生にはとても感謝しています。
手術当日の夜が山場で、12日の退院予定は伸びることはあっても短縮はないと指摘されていたのですが、5日間で出てきました。

ひまし油はわずかな量であっても塗布したことで術後の治癒促進につながったと思っています。
桜カイロ内でも患者さんにひまし油を塗布し加温しますが相応の回復効果を垣間見ているのですがここまでの劇的な促進効果は初めてでした。

ひまし油のことを触れておきますと、塗布に用いるひまし油製剤は製造方法が低温圧搾抽出法で精製したものを使います。局方で販売されているのは有機溶媒抽出法で濃縮したものか香料入りなので塗布には適しません。良質のひまし油はインターネットで入手可能です。

ひまし油の成分はわかっています。主成分はリシノール酸とグリセリンのエステルです。
効能は2つの投与経路の違いで2つあります。
一つは経口投与です。局法にあるように下剤となります。このメカニズムは上部消化器で加水分解されたグリセリンが腸粘膜を刺激し蠕動運動を強制させ下剤となり、リシノール酸が小腸の自律神経系にインパルスを発生させるとされます。

もう一つは塗布、皮膚外用剤です。こちらは局法の記載はなく民間療法の位置づけです。外用であって免疫系を活性化することはわかっており、実はその効能は計り知れないものがあります。
今回は術後の治癒機転の促進(皮膚の再生)、高血圧の正常化、痛みの軽減・・

局部の塗布で、その部位のリンパ球は活性化され、T細胞の増産があるとされます。
部位が右わき腹では、小腸の集合リンパ節にリシノール酸が働きかけリンパ液を製造促進させると考えられています。
母の胸部切開後の余分な炎症を軽減させ組織再生を促進させているのはこのリンパ球活性化によると想像しています。やけどや切り傷には一番よい外用剤です。

母は退院しても傷口はまだ病院の管理下なのでもうしばらくして傷がふさがったら、そこにひまし油を直接塗布する予定です(本当は今の段階でそうしたいのですが・・)。
仮に傷口であっても塗布による化膿する心配はないと思います(経験ですが)。

以上です。
ひまし油の外用療法はエドガーケイシーの資料、効能は学術資料に基づいています。
お知りになりたいこと、ご質問ありますればどうぞメール、電話でお受けします。
どんなことでもわかる範囲でアドバイスできます。
メールの場合は、桜カイロのホームページに入っていただき、「お問い合わせ」のメールをお使いください。

それでは。






Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12│Comments(4)
この記事へのコメント
素早くひまし油 塗布をするのも普段の手慣れた事でしょうから綺麗に塗れ、医師にも気ずかれずに出来たのですねっ。
この方法で、院長先生のお母様が良くなって早めの退院にまでなるとは本当に凄い事です。 
そして、このBLOGからだと、私達みたいな素人でもうまく散布する事が可能な感じがします。 

この記事を読んで沢山の人が良くなったり、救われたら、院長先生もBLOGを書いてる事の意味や結果が出てうれしい事でしょうねっ。 


しかし、ひまし油って凄いですよねっ。 
皮膚外用剤、 免疫系を活性化し、効能は計り知れないのですかー、
高血圧の正常化にも効果があったり、痛みの軽減・・もですかー・・・ 
アトピーの人にも効くのでしようか?  友人がアトピーで悩んでるので気になりまして・・。 

私も院長先生のアドバイスで畜膿症も改善されてきてます。 
普段様々な事をアドバイスして頂き、地道に続ける事で効果が出てくる事が喜びです。 
院長先生のカイロの技術や健康のアドバイスによって色々な人の健康が維持され、痛みに苦しむ人が笑顔で過ごせる様になる事が先生の願いであるからこそ、このBLOGの効果も大きいですよね。 

また、ひまし油に付いて 診察時やメール等で問い合わせします。よろしくお願いします。 
Posted by ナグッチー  at 2010年01月15日 00:06
今日はナグッチーさん

ひまし油はわずかに香りがあるサラダオイルのような液体の油です。

英語ではCastor oil と書きますが、名前をどこかで見た事ありませんか?
国際自動車レースなどの会場で良く見かけるのですが。
レーシングカーのボディーもに貼り付けてます。
そうなんです。ひまし油はエンジンオイルを販売する世界的なシャーを持つ会社が同じ名前をつけているのです。

ひまし油はエンジンオイルのように大変粘性に優れしかも安定性の高いオイルです。
あるいは実際にエンジンに加えていた時代があるかも知れませんね。

Castor oilの語源はラテン語にすると、「神の手」と言う意味になります。
きっと紀元前ギリシャ時代からその効能は知られていたのではないでしょうか。

そんなひまし油です。

大いに恩恵にあずかりましょう。

では。
Posted by 桜カイロ院長吉野 at 2010年01月15日 18:57
はい、見た事あります。カストロール(Castrol)社の名称も、同様にひまし油の英語名に由来してるそうで、
ひまし油は、脂肪油としては粘度、比重ともに最大であるのに加えて、低温下においても高い流動性をもつため、
各種工業用の原料として広い用途がある。また潤滑性が大変優秀であるが、酸化しやすく熱安定性が劣るため一般用としては不向きらしく、
短時間でそのつど交換するレース用のエンジンオイルとして使用されてたって事はやはりレースとかで使用されてた可能性もあるのでしょうね。
ひまし油およびその加工品は、石鹸(せっけん)、潤滑油、作動油、塗料、インキ、ワックス、耐低温樹脂、ナイロン、医薬品、香水、ポマードなどの原料として用いられたり、
メルセデス・ベンツのブレーキホースの原料もひまし油で作られてるのですね。

本当にひまし油から様々な物に変わっていくなんて凄いと思いますし、良い物だなと思いました。 

Castor oilの言葉だけでなく、様々な言葉って国によって意味が変わったりして奥が深いなと思います。
ラテン語だと「神の手」と言う意味もなんかうなずけます。神からの魔法の油ですね。 
 
鼻に入れたらベタベタになって苦労しましたが、恩恵にあずかり、大切に使用したいと思います。 
Posted by ナグッチー  at 2010年01月15日 23:44
はじめてメールいたします。

私は、ふだん生理痛が酷く立っていられなかったり吐き気を伴う時もあるくらいなので毎月が恐怖で仕方がありません。
このひまし油は万能ということなので2日ほど前から下腹部と右わき腹に塗布し軽くマッサージをしています。 結果はこれからなんですが…

少しでも多く浸透させようとお風呂上りに塗り込み拭き取らずに寝てますが、やはりこの粘度の高いせいか肌がねっとりしたまま気持ち悪いので、
マッサージ後拭き取ったりもしくは洗い流していいものなのでしょうか?

傷跡にもいいということなので、今年5月に受けた腱鞘炎の手術跡にも塗りこんでみようかと思います。

それから最後に、ふくらはぎのマッサージにも使っているのですが、もしかして細くなったりするものなのでしょうか?

ご回答をお願いいたします。
Posted by いのっち at 2012年07月09日 15:48
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ひまし油は脅威的な治癒促進作用(2)
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