2012年12月22日

あなたも体は左へねじれている

皆様 今日は。


去る12月8-9日に開催された第14回日本統合医療学会(阪大:コングレスセンター)に出かけ、大変有意義な勉強の機会を頂いてきました(大会長:伊藤 壽記先生)。
本大会は大勢の医療や健康産業に従事する方々で盛大でした。

今回は一般の口頭発表の部で挑戦したのですが、静岡大学工学部の橋本岳先生と
大学院生の長倉陽平さんとの共同研究です。
演題名は「年齢変化における矢状面体幹姿勢の歪み方  -脊椎原性疾患の発症機序を考えて-」


データを基に「姿勢の歪み」を知れば知るほど、私たちには重要なキーワードと実感します。
本年は、本筋は同じ内容のスライド原稿で第14回日本カイロプラクティック徒手医学学術大会(仙台)と第24回日本療術師学会(神戸)でも講演させていただいたのですが、国内のカイロプラクターや療術師の方々に姿勢の歪みの見えない実態を知っていただきたいことが一番の動機。



さて、
今回は、体の不思議について記します。

「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」とはユウエナリス(古代ローマ時代詩人)の一節です。
翻訳は誤訳されて伝わっているそうですが、話題にしたいのは「健全なる肉体」について。

さて、健全なる肉体とは本当に存在するでしょうかと言うのが、今回のデーマ。
ここでは、過去著名人が論じた話題と重なるものはありません。

とびっきり新鮮で価値ある情報を、ホットな今、お伝えします。


どなたにも深く関わっている体の不思議を、医療者の誰も今まで解らなかった重要で意味のある情報発信。
‘’四方山話カイロ話 ”の骨盤テーマ40編の集大成です。
キーワードは、健康、左肩上げ、代償、補填、右寛骨外方変位


表題の “あなたの体は左にねじれている” とは、
朝、起き上がると背中がすっきりとしない、背筋を伸びず、柔軟性がないというような方です。

皆さん当たってはいませんか?
上半身は左にねじれているいかも知れません。


見てもしないのになぜそんなこと云えるのか?
とても懐疑的になりますよね。

論じるより証拠、根拠は次回に説明するとして、
まずは次のことを試してください。


今よりもさらに健康を望む方、自宅で簡単に出来る有用な方法と考えています。


もっと詳しい症状は下の12個あげました。
1. 朝目覚め、起き上がると体がだるい、疲れが残っているようだ
2. 背筋を伸ばすと違和感、痛みを感じる
3. 背中が丸くなっていると感じる
4. 特に小中学生のお子さんが、肩こりがある、頭痛がある
5. 体が歪んでいると感じる
6. 右側の肩が前方に出ている、逆に左の肩が後ろに下がっている
7. 仰向けに寝ることが苦手、出来ない
8. 肩こりがある、肩はいつも凝っている
9. 肩こりがあるのか自分ではわからないが、肩を触れた人に指摘される
10. 時々であるが軽い頭痛持ちである
11. 手がだるい、手を上げると重い
12. 最近はなくてもこれまでにあった

上半身に関わる不快な症状をあげましたが、それらは日常で体に出現するものなのです。


では対処法ですが、

準備するもの:
1 バスタオル(厚地のタオルでサイズは、大人は125×65cm程度、子供ならそれよりも小さい大きさ)
 バスタオルは折りたたみ20×30cm程度の大きさにします
 タオルの代わりに座布団等も代用できますが、タオル地の方が望ましいです
2. .就寝時にお使いの布団、ベッド、枕

セットの仕方:
1. 枕を上から見た状態で、枕下端の右半分に折りたたんだバスタオルを置きます。
2. 置き方は枕の上にタオルを重ねるぐらいです。
3. 参照図で確認してください。
4. 注意 ※ 寝た姿勢では、バスタオルは左肩に当たります
        




寝方:
方法はいたってシンプルです。
上を向いて寝てください、バスタオルは左肩に当たるように。


安静にして、背中の力を抜いてください。
その状態で15分間安静にしてください。


朝布団から起き上がる前の15分が理想的かもしれません。



体がリラックスすればするほど、背中全体、背骨は窮屈でいやな感じになることもあります。

それは収縮し硬くなっていた背骨の靭帯や筋肉が解き放たれている様子と捉えてください。

体全体を良くするため、不快感でも15分間は安静にしてください。
不快感が収まると居心地は逆に良くなりますから...

背骨を悪くするものではないので勘違いをしないようにお願いします。
時には、心臓の拍動がわかったり、早くなったりすることもあります。

その後、起き上がりとてもすっきりした感じがわかれば、左にねじれていたかも知れません。


ただし、不快感がとても苦痛に感じられるようなら、そこで中止してください。
想定以上の問題をお持ちであるのかもしれません。

背中、左右の腰に圧迫痛を感じたなら骨盤調整の介入を必要としています。


次回は、健全な肉体はあるのか?その根拠について説明します。



健康な肉体が筋肉骨格系の疾患になぜ陥るのか? 
と言う疑問を命題とし臨床研究に科学分析手法を駆使し臨床像を解いてきました。

そして、‘’上半身は左にねじれている理論‘’にたどり着きました。


ではまた次回に。


桜カイロ
院長 吉野和廣


  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(0)