2010年05月04日

頭痛と桜カイロの施療法 (1) 頭痛の原因正体とは

皆様今日は。

今回は頭痛に対する桜カイロの施療方法を記します。

施療が頭痛になぜ有効なのでしょうか?
この解説をするのに頭痛はどうして起きるのか知る必要があります。

そこで、本日は 「頭痛の原因正体とは」と題して。

頭痛の症状は多いのが後頭部で、頭の中心部、目の奥、片方の側面であったりさまざまな場所に出ます。頭痛の前にはひどい肩こりがあり、気分がすぐれず頭痛を誘発することもあります。

毎月のように現れる頭痛、医療機関で緊張性頭痛、頚性頭痛と診断名をもらったなら、それらは本態性頭痛と総称されて原因不明です。
実に頭痛原因の99%が該当するのですが原因は不明です。

こちらの患者さんはカイロプラクティックの施療対象者となります。

残りの1%の方は原因がわかっています。
頭の中に腫瘍、梗塞、血管腫などが出来て痛みを起こすもので、深刻な状態につながりかねません。
従来の頭痛と違うと直感するようならまず専門病院を受診することをお勧めします。


ここでは本態性頭痛がテーマです。
さきほど原因不明と言ったのですが、大まかな原因というのは説明出来ます。

頭痛は神経の機能障害と深く関係しています。

神経は体中の組織、器官に線維を張り巡らしており電気信号を送受信しています。
太さも直径が数mmの太いのもあればクモの巣の糸よりも細いものあり、中枢神経系と末梢神経系、感覚・運動神経の脳脊髄神経系と内分泌腺など五臓六腑専用の自律神経系、さらには交感神経と副交感神経・・といろいろな表現で分類されています。

脳脊髄神経と自律神経の最大の違うところは前者は大脳脳幹という大きな中枢指令組織を持つに対し、後者は交感神経節と呼ばれる小さな数個の節がつながっているだけです。

機能が異なるこれらの神経系の信号は必ず集合し統合する必要があります。
そこでは2つの系は協調され合い調和します。体が整然と全体機能するための大変重要な場所です。
協調し合うことが重要なポイントなのです。

脊髄神経は背骨の中空を通る中枢神経から骨と骨の間からはい出て脊髄神経節を作り、交感神経は背骨の中の背骨の外で前側に沿って交感神経節を作っています。

それぞれの神経節は線維を出し合い脊柱を横切って連絡しています。専門的には交通と称しています。

脊柱が歪んでいると2つの系の交通・ネットワークが乱れるのです。

繊細な神経線維が交通でつながっているのですが、その電柱が一つ一つの背骨と考えてください(頚椎は7個、胸椎は12個そして腰椎は5個なので合計24本の電柱です)。

電柱がまっすぐでなく傾いているためネット状の繊細な配線網が乱れ、脊髄神経と交感神経間の相互乗り入れ・協調性なくなり、偏った電気信号が流れることになります。

その結果代謝が乱れ発痛物質が循環器系に流出することとなり、発痛物質は全身の血管を巡ります。
そして血管内の痛みを感じる敏感なセンサーが最も多いのは頭部なので、頭部の血管で痛みを感じ頭痛が起こるわけです。

ようやく前置きが書き上げれました。
次回は頭痛に対する桜カイロの施療法を紹介します。

私たちは卓越した施療技があり、背骨の歪みを正すことが出来る専門家です。
本態性頭痛の方は私たちの上得意様であるのは以上が理由です。


では。
桜カイロ
院長 吉野和廣 医学博士  


Posted by 桜カイロプラクティック at 00:00Comments(3)