2010年08月28日

腰痛と下肢の痛み、しびれ 桜カイロプラクティックの施療法

今日は。

読者の皆様。


カイロプラクティック従事者が集う学会の季節に入りました。
皮切りは来月に開かれる日本カイロプラクティック徒手医学会学術大会(福岡)です。


学術発表は、貴重な経験例を共有しあう勉強会です。

この研究団体は特に、誰かに押され言われて取り組んでいるのではなく、大学専門機関のような母体がないのにもかかわらず、利益追従の影もなく、公的な支援もないまったくの純粋な自費・自主活動の啓蒙組織です。


本学会の会員は、ご来院いただく皆様に何よりもベストにお役に立ちたい思いがとても強いカイロプラクターです。

役員の方々にはいつも頭が下がります…

桜カイロもご来院いただく皆様に場当たり的でなく、一時しのぎの施療でなく、より根本的な原因追求に必死です。

今回は皆様300人からお預かりしました貴重な臨床のデータをひも解き、筋骨格系疾患の原因の考え方をテーマにして問題提起してきます。

改めてその報告を行わせていただきます。



さて今回は、腰痛と足の痛みやしびれがある時の桜カイロの施療法をご紹介します。

その症状と云うのは、腰の動きが鈍く重たい感じがする。
腰の力が抜けるようだ。腰が立ち上がる時に痛く歩けば減る。
お尻から大腿、ふくらはぎ、足首にかけて痛い、しびれる。体を前に傾けると腰が痛くなる。

何もしていないのに腰が突然痛くなったり治ったりを繰り返している。

専門病院で筋膜症、椎間板ヘルニア、脊椎分離・すべり症、脊椎管狭窄症、坐骨神経痛、梨状筋症候群・・の診断名をもらった、などです。


原因は腰椎の問題と体幹の筋肉に強い障害を抱えているのですが、これらの問題はいずれも仙腸関節が動けないことが理由です(外傷による分離症を除きます)。


施療法はまず腰椎から下肢の筋肉に血液・リンパ液の循環を促し、坐骨神経痛や背筋痛があれば傷害している筋肉を施療します。

その後仙腸関節の障害を丁寧に取り除き、さらに腰椎の骨と骨との間に指を心地よい状態で差し入れ歪んだ関節と筋肉並びに靭帯を調整します。

この時はとても気持ち良いので眠りを誘います。下肢が椎間板ヘルニアの強いしびれ・痛みがあれば、マッケンジー体操を指導します。

そして歪んだ首の付け根を調整します(実に来院者の99%はここが障害されています)。痛みはないのでご安心下さい。

的確な調整により首の根元の緊張が瞬時に開放され、頭の中がリラックスできます。

脊柱から骨盤の施療により腰痛だけでなく、肩こり、頭痛、背部痛、首痛、体幹、腕、肘、手先の痛みとしびれの広範囲の不快な症状の改善も期待出来ます。

脊柱の立体構造が損傷を受け、内空が占拠され、筋肉が慢性に疲労しつづけるのは体の屋台骨である仙腸関節が可動していないからです。


次回は、学会報告の内容です。

では。

  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(1)

2010年07月22日

肩こりと桜カイロプラクティックの施療法

皆様、今日は。
桜カイロの吉野です。

盛夏真っ只中、建物から外に出ると露出した肌をめがけ容赦のない強い太陽光線が突き刺さって来ます。

地球は定期的に周回して繁栄させていただくのですが、秋の軌道に早周りしてほしいです。

先だっての連休は庭木の伸びすぎた枝を切る手入れをしました。長袖で防備したのですが毛虫の毛は素通りし、二の腕はかゆいはめに陥っています。
そしてめげずに母を連れてトリノ・古代エジブト展を見に行ってきました。行き先は静岡県立美術館です。予想を超えた長丁場の展示を一つ一つ観て、約3500年前の古代社会の世界をじっくり想像させていただきました。


本日は、肩こりと首周囲の痛みなどトラブルについて原因と当院の対処法を説明します。

肩が張りとても不愉快である。肩が硬く凝ったままでひどい時は吐き気を催す。肩の緊張、凝りがぬけない。首が回しにくく、ゴリゴリ音がする・・・などの症状が対象となります。

これらの主たる原因は、首と肩をつなぐ筋肉の障害です。筋肉の柔軟性が失われ硬化したままで自然回復出来ないと肩が凝ると感じます。この筋肉を支配する神経は脊髄だけでなく脳にも直結しているので、大脳が精神的ストレスを受けるとそのまま肩に影響をもたらすのです。

また筋肉は重たい頭を物理的に支えきれなかったり、腕と肩の持続的疲労でも起こります。


さて施療法です。
ベッドにうつ伏せになっていただきます。
そして、右肩は少々そらす姿勢を作り上げます。何気ない肩を歪める体位の意味するものは、脊柱に出来ている歪みを回復させるを狙ったものです。

体のことを良く知っておられる方なら、何のことを言っているのか不審な思いを抱かれると思います。

肩がどう歪んでいるのか、なぜ歪むのか、肩が歪むとどんな影響をもたらすのか、ここでは詳しいことを述べません。当院が脊柱をこれまで調査し新たに解った解析結果を秋の日本カイロプラクティック徒手医学会(福岡)で報告します。脊柱の回旋についてとても興味ある現象を見出しました。


話を戻します。まず首の後ろ側を支える背中と胸の硬くなった筋肉に手のひらを優しく重ね筋緊張を消去し、さらに血液・リンパ液の循環を促します。

次に歪んだ背骨に指を当て筋肉と靭帯を調整します。この時はとても気持ち良いので眠りを誘います。そして背骨が歪む原因をつくっている骨盤の歪みを調整します。

その後首の付け根を調整します(実に来院者の99%はここが障害されています)。
的確な調整により筋肉の緊張は開放され、頭の中はリラックスします。

肩こりだけでなく腰痛、頭痛、背中の痛み、腕、肘、手先の痛みとしびれの広範囲の不快な症状の改善も期待出来ます。

日常生活や仕事で肩こりが治らない原因は脊柱と骨盤が正常な配置になっていないからです。

仕上げにピーナッツ・オリーブオイルを脊柱に沿って貼付し加温し安静状態にします。脊柱の脊髄・自律神経ネットワークを沈静化させて終了です。

すべての操作はおおよそ1時間かけて行います。

カイロプラクティック院の施療法はそれぞれ違います。考え方も操作法も熟練度もさまざまです。

この施療法は桜カイロが過去16年間の臨床研究に基づいた筋骨格系疾患を治す独自のメニューです。エドガーケイシーが推奨した治療法と最先端の臨床理論を盛り込んでいます。

次回は、腕の痛み、しびれについてです。

では。
  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:24Comments(2)

2010年06月29日

頭痛と桜カイロプラクティックの施療法 (2)

今日は。

桜カイロの吉野です。
1ヶ月ぶりになりました。

今月はカイロ仲間の勉強会の準備を必死にしていて、昨日終わりました。

今は、スライドに載せる活字や、図表の作成もすべてコンピュータを使いとても便利なソフトを使って画面を見て自分で出来ます。
ちょっと前までは、製図道具を駆使して図を作り、タイプライターで仕上げ(すっかり死語になった器械ですね)、出来た原稿は接写カメラで撮影しポジフィルムは写真現像屋に出して作っていた頃を思い出すと、コンピュータは便器な機器です。

四方山話自体がお伝えできるのも最新機器のおかげです。
今の時代は川の流れに例えると、中国の黄河のような大河を大型船で進んでいるのにゆったりでなく水量がとても多い激流の中のような感覚です。

さて、頭痛でご来院いただく方の当院の対処する方法の続きです。


桜カイロの施療法を記します。
まず頭部と胸部の硬くなった筋肉に手のひらを優しく重ね緊張を取り去ります。
次に歪んだ背骨に指を優しく押し当て筋肉と靭帯を調整します。
この時はとても気持ち良いので眠りを誘います。

そして背骨が歪む原因である歪んだ骨盤を調整します。
さらに歪んだ首の付け根を調整します(実に来院者の99%はここに障害があります)。
痛みはないのでご安心下さい。
的確な調整により首の根元の緊張が瞬時に開放され、頭の中はリラックスします。
頭痛だけでなく、腰痛、肩こり、背中の痛み、腕、肘、手先の痛みとしびれの広範囲の不快な症状の改善も期待出来ます。
日常生活や仕事で頭痛になる原因は脊柱と骨盤が正常な配置になっていないからです。

仕上げはピーナッツ・オリーブオイルを脊柱に沿って貼付し加温し安静状態にします。脊柱の脳脊髄神経・自律神経系ネットワークを沈静化させて終了です。
すべての操作はおおよそ1時間かけて行います。

カイロプラクティック院の施療法はそれぞれ違います。考え方も操作法も熟練度もさまざまです。

この施療法は桜カイロが過去16年間の臨床研究に基づいた筋骨格系疾患を治す独自のメニューです。エドガーケイシーが推奨した治療法と最先端の臨床理論を盛り込んでいます。


次回は肩こりを紹介します。

では。  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(3)

2010年05月04日

頭痛と桜カイロの施療法 (1) 頭痛の原因正体とは

皆様今日は。

今回は頭痛に対する桜カイロの施療方法を記します。

施療が頭痛になぜ有効なのでしょうか?
この解説をするのに頭痛はどうして起きるのか知る必要があります。

そこで、本日は 「頭痛の原因正体とは」と題して。

頭痛の症状は多いのが後頭部で、頭の中心部、目の奥、片方の側面であったりさまざまな場所に出ます。頭痛の前にはひどい肩こりがあり、気分がすぐれず頭痛を誘発することもあります。

毎月のように現れる頭痛、医療機関で緊張性頭痛、頚性頭痛と診断名をもらったなら、それらは本態性頭痛と総称されて原因不明です。
実に頭痛原因の99%が該当するのですが原因は不明です。

こちらの患者さんはカイロプラクティックの施療対象者となります。

残りの1%の方は原因がわかっています。
頭の中に腫瘍、梗塞、血管腫などが出来て痛みを起こすもので、深刻な状態につながりかねません。
従来の頭痛と違うと直感するようならまず専門病院を受診することをお勧めします。


ここでは本態性頭痛がテーマです。
さきほど原因不明と言ったのですが、大まかな原因というのは説明出来ます。

頭痛は神経の機能障害と深く関係しています。

神経は体中の組織、器官に線維を張り巡らしており電気信号を送受信しています。
太さも直径が数mmの太いのもあればクモの巣の糸よりも細いものあり、中枢神経系と末梢神経系、感覚・運動神経の脳脊髄神経系と内分泌腺など五臓六腑専用の自律神経系、さらには交感神経と副交感神経・・といろいろな表現で分類されています。

脳脊髄神経と自律神経の最大の違うところは前者は大脳脳幹という大きな中枢指令組織を持つに対し、後者は交感神経節と呼ばれる小さな数個の節がつながっているだけです。

機能が異なるこれらの神経系の信号は必ず集合し統合する必要があります。
そこでは2つの系は協調され合い調和します。体が整然と全体機能するための大変重要な場所です。
協調し合うことが重要なポイントなのです。

脊髄神経は背骨の中空を通る中枢神経から骨と骨の間からはい出て脊髄神経節を作り、交感神経は背骨の中の背骨の外で前側に沿って交感神経節を作っています。

それぞれの神経節は線維を出し合い脊柱を横切って連絡しています。専門的には交通と称しています。

脊柱が歪んでいると2つの系の交通・ネットワークが乱れるのです。

繊細な神経線維が交通でつながっているのですが、その電柱が一つ一つの背骨と考えてください(頚椎は7個、胸椎は12個そして腰椎は5個なので合計24本の電柱です)。

電柱がまっすぐでなく傾いているためネット状の繊細な配線網が乱れ、脊髄神経と交感神経間の相互乗り入れ・協調性なくなり、偏った電気信号が流れることになります。

その結果代謝が乱れ発痛物質が循環器系に流出することとなり、発痛物質は全身の血管を巡ります。
そして血管内の痛みを感じる敏感なセンサーが最も多いのは頭部なので、頭部の血管で痛みを感じ頭痛が起こるわけです。

ようやく前置きが書き上げれました。
次回は頭痛に対する桜カイロの施療法を紹介します。

私たちは卓越した施療技があり、背骨の歪みを正すことが出来る専門家です。
本態性頭痛の方は私たちの上得意様であるのは以上が理由です。


では。
桜カイロ
院長 吉野和廣 医学博士  


Posted by 桜カイロプラクティック at 00:00Comments(3)

2010年04月16日

変形性膝関節症の患者さんとともに

皆様 今日は。
桜色のソメイヨシノも衣を脱ぎ去り春めきたっているのに、人は冬の服装のままで、陽気になれるように外気は早く落ち着いてほしものです。

本日はカイロ四方山話から離れ、母の話の続きです。

軽い認知症の母が胸部癌の摘出科手術を受けたのはこの一月で、退院後は神戸で養生していました。

手術の数日前から後にかけての期間、私は可能な限りひまし油を外用塗布を施しました。
そして驚異的な回復に至ったことはすでにお話をいたしました。

ひまし油の効能を改めで説明しますと、ひまし油は内服すると効果的な下剤ですが、外傷による炎症を起こした皮膚に外用するととても鋭い抗炎症作用と治癒機転・促進作用を有します。
皮膚再生は他に及ぶ薬剤はないように思うぐらいです。

(外傷とは、今回のような外科切除、小さいものでは切り傷や火傷などの皮膚損傷です。ひまし油湿布はさらに別の効能があります)


さて退院後の母は今どうしているかと言いますと、神戸を引き払い、先月末から袋井市内で住んでいます。

今回の大病するまで入院経験のない母は好きな神戸で一人暮らしを楽しんでいたのですが、こちらは認知症も現れたことを知り、母には観念してもらって私たちのところに移住していただくことになったわけです。

けれども自宅の場合、母が一人になる時間を作ると思わぬ事故発生にもなりかねないので、グループホームに入所してもらった訳です。施設は我が家と同じ町内にあり徒歩で行けます。

そこはとても良いところです。
立ち寄って感じることで一番うれしいのは、ホーム長はじめスタッフの方々は私たちと穏やかな会話の中に信念と責任感の強さを感じる皆さんであります。
実務的には細やかなサービス提供していただけ、和子さん(私の妻)は「ここでの落ち着く広い環境で至れり尽くせりの毎日を過ごせるなら、私も入居したい」と言うぐらいです。

そしてご当人はよく眠れる快適な部屋に住み、美味しい食事も作っていただけ、午前午後にはお菓子がもらえて、同居者にお手伝い出来き仲良くしていると話してくれます。

両膝は変形性膝関節症を抱える母でして、桜カイロの施療も開始しています。
左膝はわずかに可動範囲があるのですが筋肉は拘縮か短縮し、右膝関節は膝蓋骨が固着していてほとんど可動出来ない状態です。こちらは施療のやりがいのある母です。

施療は膝に直接対処するのですが、仙腸関節の位置を調節することがとても重要なことと考えています。
仙腸関節を最適に維持することが、体全体の回復につながると確信しています。
筋肉骨格系疾患に対する桜カイロの戦いを今月から起こしました。

この続きはまたしばらくしたら報告させていただきます。

それではまた。

桜カイロ
吉野





  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(5)

2010年02月10日

腰痛と膝痛対策の運動  どうする逆効果

皆様
今日は。
桜カイロの吉野和廣です。


本日の話題は、腰痛・膝痛改善の目的で行われる誤った体操・運動についてです。

一昨日電話で予約を頂いた60代のご婦人は、左のわき腹から背中の左肩甲骨にかけて痛みと違和感を訴えておられました。
わき腹が痛いため一週間前には内科を受診されて内科的に原因なしと診断されて当院に来られました。痛くなってから二週間も経っています。

問診で伺っていると日ごろ腰痛予防の体操を行っていると打ち明けていただきました。

その体操は上を向き寝転び両膝を立てる姿勢を作り、両膝を一緒に左右に傾け繰り返す方法で、体操の出所を念のため聞くとテレビ番組の腰痛体操でした(2009年出題)。

ご婦人は腰痛予防の目的でTV情報を実践され続けたのですが、どうやらその運動行為が元となって継続がわき腹から背中を痛めたと考えます。

施術は、痛めたわき腹と背中の筋肉(腹斜筋、起立筋)を弛緩させた後、骨盤と脊柱の関節を調節しました。

ご婦人は痛みがわき腹にありその原因が不明だったので不安で過ごされた一週間のようでしたが、痛みと違和感の大半はすぐに消失したことで笑顔を戻され、説明すると安心感が得られたようです。

ここで皆さんに久しぶりに質問します。
このご婦人が筋肉痛に陥った主な理由は 「年齢を超えた体操のやり過ぎ」 と思いますか?

・・・・



筋肉痛の原因は、私は運動の単なるやり過ぎでなく骨盤の歪みがもたらしたと思っています。

筋肉の弱化は年齢相応ではありますが、高齢者であっても正常な筋肉が10日間にわたって回復できないままであるのは単純な運動量のやり過ぎの問題では済みません。

筋肉が土台にしている骨関節が生理的な位置ならば、筋肉は疲労し痛みを感じても数日後で回復するものです。
腹斜筋や起立筋は骨盤を土台にしており骨盤位置がずれていると安静時でも収縮しやすく、その結果年配者のそれらの筋は新たなわずかの運動量でも負荷は大きく容易に炎症が続くのです。

腰痛や膝痛がなく、すこぶる健康と自負される90%の方々の仙腸関節は間違いなくずれています。

四方山カイロ話の役割は、読者の皆様に
「健康をもたらす科学、良いこと悪いこと」
そんな情報を発信したいと考えおります。

そして医療従事者の方には、専門領域の最新情報にお役立てください。
役立つ医療情報を発信しています。
治療で禁忌情報と新治療法に追加されご活用頂きたければ真に幸いです。
骨盤に関する詳細情報は前々・報に記載しています。
探し方は下のタグから「仙腸関節」をクリックして抽出してご覧下さい。


もうお一人のケースです。
二週間前にも60代男性が膝痛を悪化させて来院いただいたのですが、お話を伺うと膝痛は持病であり今回はTV番組で膝痛改善法を見て、直ちに実技通り古タイヤチューブを用いた太もも筋肉強化を試みた結果とのことでした(2010年1月出題)。

ご婦人の場合は仙腸関節の上部側でかかわる腹斜筋などの筋肉群であるのに対し、男性は仙腸関節の下部側の筋肉群、大腿四頭筋と縫工筋、大腿二頭筋と薄筋です。これらの筋が仙腸関節の位置がずれているため正常な筋収縮できないことが膝痛の原因です。

指導された体操は腰痛・膝痛改善のたくさんの実績があるから発表されたのでしょうが、改善された方は仙腸関節の歪み程度が小さい方であったはずで、その歪みが大きい方は逆に悪化するのでそのような方もおられるのではないでしょうか?


体の仕組みで骨盤を支える仙腸関節の基礎知識と問題、及び仙腸関節と膝関節の連携があることを知ることは筋肉学の以前に基本で要であり腰痛・膝痛の改善に必要な専門知識です。
筋肉強化の指導以前に、該当する関節の位置を正常化にしておくことがとても重要なのです。

腰痛と膝痛の原因はこれらの問題がとても関与し、主原因と位置づけと考えても間違っていません。

健康情報を元にした同じ理由で中高年の方が、毎月のようにご来院いただくのですから、TV情報が元で全国では相当な人数の方が腰痛・膝痛をさらに悪化させてしまっていると推測できます。

ご婦人と男性の良くなりたい一心は裏切られたのですが、運動療法を啓蒙される先生には仙腸関節の知識を下地にした確かな方法を開発され、「確かな情報」を発信するTVメディアの方々はこの想像される現状を知っていただきたく願います。
これらの方は筋肉が疲弊し腰痛・膝痛の寛解と悪化を繰り返し長期に経過すると仙腸関節と脊柱は変形してしまうことが多いとお見受けします。日常の質的な生活意欲も衰えることにつながります。

驚かせるつもりはないのですが、近くに住まわれるあるご婦人は膝痛で一年以上にわたり接骨院と整形外科病院で治療を続けるも悪化を重ねたあげく最後は人工膝関節と取り替える手術を受け、身体障害手帳を交付されました。
初期の膝痛あるいは膝関節が悪化しても的確な対応は出来るのに、生活範囲が生涯にわたり制限された人生になってしまうことにもつながる大きな問題です。

私の発現も一方的ではあります。
下腿の筋肉強化はとても良い方法ですが、単純にすべての腰痛・膝痛の方に適応しないし、逆に悪化することも含んだ情報発信をしていただければと思います。

腰痛・膝痛が慢性化・悪化している方の対処法として体操・水泳・ヨガなどの自己方法や整体は私はお勧めしません。
理由は仙腸関節を良い方向でなく悪い方向に調整してしまう確立が50%の可能性と、良い方向へは自己の運動では容易に戻らないからです。

カイロプラクティック院は仙腸関節を調節する専門家であるのですが、仙腸関節がどの方向に悪いのかを診断出来、施術が出来る人は残念ながらそれほどおられないことも実態です。
的確な施療が出来るカイロプラクティック従事者は少ないのですが、しかしよくわかったカイロプラクティック院、オステオパシー院にご相談頂くことが最良です。


次回は、治らない膝痛についてです。
では。

  


Posted by 桜カイロプラクティック at 14:12Comments(2)

2010年02月04日

つらい腰痛・膝痛の改善 桜カイロの情報発信開始します

皆様
今日は。
桜カイロの吉野和廣です。

その後の母は、術後経過もすこぶる順調で通院も終わりました。
高度な切開と縫合技のおかげです。懸念されていた右腕の可動制限もなくリハビリも不要で、執刀いただいた○鶴先生への感謝する気持ちは尽きません。そしてヒマシ油の外用塗布はすばらしいですよ。

神戸に住み慣れた老婦人は近々袋井市に転居することも決まり、不肖息子のごく近くで隠居生活を営みます。

消化器官の頑丈さでは誰にも負けない母は今回乳がん摘出で辛い思いをしたのですが、20年前から左膝も悪くしていて変形性膝関節症を提げています。今では両膝とも同じ病名をかかえ右足はほとんど膝は可動せず重度です。

歩くのに杖は必須となってしまい歩行距離も制限されて来ました。昨年の秋ごろは1人で坂道も時間をかけながら上っていたのが、今は介添えなしでは困難です。

四方山話読者の皆様には、膝痛を改善する話題提供をしておきながらでもその母が重い膝痛とは桜カイロは頼りにならないように映ったと思います。

両膝まで痛めた理由は、私がこれまで定期的に細かな施術を行わなかったことと、安易に医療機関に通い慢性化したことによると思っています。
こちらは神戸に帰った時、施術し直後は動きやすくなっても次に診るまでの数ヶ月間の間が歯がゆく、母も私をあてにしていないようで医療機関で当初膝関節液を抜いてはステロイド剤を注入したり外用剤を貼り付け電気治療を毎週のように通院していたと思います。近くに住んでいればアドバイスも聞き入れてもらえたのでしょうが電話で伝えても従ってもらえずそんなことを繰り返して来た結末です。


すっかりと悪くなった両膝ですが、これからは桜カイロのすべての技をもって母の膝関節に回復を挑みます。この場に及んでですがやりがいがあると言うものです。
これまで四方山話で膝痛のこと記述しましたように、変形性膝関節症で痛みがあっても骨盤の位置を正常に戻す動作を繰り返すことが改善の糸口であり、すくなくともこれ以上の悪化は進行しないと思います。

すでに融合したように固定した母の膝関節ですが時間はかかるでしょうが今の不具合を軽減させ自分で歩行が出来るまで改善するものと考えています。
実証できるかどうかにかかっています・・

さて本日は、私が大勢の患者さんと向き合って知ることとなった、皆さんの間違った情報について問いかける情報発信を行いたいです。

TV番組では腰痛・膝痛予防の目的で専門家が出てきて原因を解説し、対策法の体操をタレントで実技指導する情報を増やしているようにお見受けします。
高齢者の人口増加一途の本邦では、腰痛と膝痛を防ぐ容易で安価な手立ての情報発信は大変ありがたいことです。それが本物なら役立ち啓蒙活動を後押しするのですが、そうでないのなら逆に視聴する方の腰痛・膝痛をさらに悪化させることにもなりかねません。

また当院を受療される腰痛・膝痛の多くの方は初期でなく慢性化の症状ですが過去に医療に通い続け繰り返し現在に至るという共通したものがあることを強く受け止めていました。

これほど悪化するまで曖昧にしていた母の膝問題を大いに反省し、桜カイロは十数年間の臨床研究で解明し筋骨格系疾患の発症機序仮説を立てそれが土台となり、膝痛・腰痛者はなぜ増加の一途なのか、医療で行われる治療の問題点について、桜カイロは情報発信することに決心しました。

発信目的は、TVの不適切な指導や健康雑誌の偏った情報があることを皆様に知っていただき安易にまねて持病を悪化させないようにしていただきたいことです。医療機関を非難するのが目的でありません。現場で働く医療者としてまた大学専門課程で研究する先生には科学者として腰痛・膝痛者の発症機序解明を真摯に取り組んでいただきたいからです。脊椎原性疾患の改善研究は仙腸関節の問題を知らないで取り組めないはずです。
桜カイロは仙腸関節の臨床情報を学術誌に発表し、もっと詳細な情報開示もやぶさかではありません。
興味を持っていただける医療、研究機関であるなら研究活動も協力します。


次回の話題は、腰痛・膝痛者に対する痛み改善の体操・運動についてです。  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(3)

2010年01月13日

ひまし油は脅威的な治癒促進作用(2)

皆様 今日は。
桜カイロ院長の吉野和廣です。

桜カイロも頻繁に使うひまし油の効果についてお話ししています。
母は外科手術を受けた後、体が良好状態を維持しつつ早期回復に向かったのですが、同じ治療入院を送られる方々にきっとお役に立つであろうと考えています。
乳がんの病名に関係なく他の外科手術を受けられる方にひまし油の治癒促進効果が期待できます。


ひまし油塗布を実際に行った方法を記します。
塗布します。飲んでも効果はなく、飲んではいけません。

1月2日 夜、自宅で右わき腹にひまし油湿布を1時間実施。
1月4日 入院
1月5日 手術(午前9時30分から午前11時30分 右乳房摘出し全身麻酔が覚醒するまで)
 私たちが食事を取り部屋に戻ると、母の方が早く病室に戻っておりこちらは再開を逃していました。ベッドに仰向けで術後の経過様子を観察し見守ります。
 体には数種類の測定器具(血圧、体温、酸素分圧・・)が装着されていて5分間隔で看護師が測定に部屋に入っています。酸素マスクをつけ血圧は150と95レベルを推移。左腕は測定装置と静脈点滴留置針でふさがれています。
 
 右の二の腕は装着するものがありません。私は両手を消毒石鹸で洗っておきます。
 ひまし油の効能は術後の最初の塗布がおそらく大きいと思います。
 看護師が出た後、次の5分後に来る前までにひまし油塗布を行います。
 
 まず、右肩あたりまでパジャマをめくりあげます。私の手のひらにひまし油をたらし、母の右二の腕全周囲に可能な範囲で皮膚にひまし油を塗布し刷り込みます。衣類を汚さないように、右胸の傷に一切刺激を与えないように腕を持ち上げないように最大の注意を払いながら行います。
 ポイントは十分に皮膚に刷り込むことです。
 
 血圧は、最初の塗布から数分後に一瞬で120と70に落ちました。その後は正常範囲で安定します。たまたま下がったとは思っていません。ひまし油は交感神経系に安静作用をもたらすからです。
 
 2回目の看護師の部屋を出た後、再び塗布を繰り返します。全体で1時間程度で右腕塗布は初日終了。
 術後の痛みは退院するまでなかったようです。就寝前には両手の甲と平にも塗ります。
1月6日 食餌も旺盛で、トイレ回数も多い。高齢者の術後の改善とは思えないような目覚しさを見せていて元気です。
 ひまし油は薄く引き延ばし顔と唇、両手の甲と平に塗ります。
1月7日 右腕、顔、両手の甲と平に塗布
1月8日 担当医師から退院許可を頂きました。この時点でひまし油塗布は終了しました。退院の準備。
1月9日
1月10日 昼食後退院しました。

以上が塗布のすべてです。
ひまし油の塗り方は、どなたでも注意を払って行えば可能です。
重要なことは病院にお願いした治療の邪魔になってはいけません。
こちらは病院スタッフに余計な不安要素を持ち込んではいけません。

○鶴先生の優れた手術技でもって母は成功し、先生のおかげで退院できました。
母は体重35Kg、慎重140cmで時折不整脈が出る高齢者で、右乳房の摘出は大きな負担であったはずです。先生にはとても感謝しています。
手術当日の夜が山場で、12日の退院予定は伸びることはあっても短縮はないと指摘されていたのですが、5日間で出てきました。

ひまし油はわずかな量であっても塗布したことで術後の治癒促進につながったと思っています。
桜カイロ内でも患者さんにひまし油を塗布し加温しますが相応の回復効果を垣間見ているのですがここまでの劇的な促進効果は初めてでした。

ひまし油のことを触れておきますと、塗布に用いるひまし油製剤は製造方法が低温圧搾抽出法で精製したものを使います。局方で販売されているのは有機溶媒抽出法で濃縮したものか香料入りなので塗布には適しません。良質のひまし油はインターネットで入手可能です。

ひまし油の成分はわかっています。主成分はリシノール酸とグリセリンのエステルです。
効能は2つの投与経路の違いで2つあります。
一つは経口投与です。局法にあるように下剤となります。このメカニズムは上部消化器で加水分解されたグリセリンが腸粘膜を刺激し蠕動運動を強制させ下剤となり、リシノール酸が小腸の自律神経系にインパルスを発生させるとされます。

もう一つは塗布、皮膚外用剤です。こちらは局法の記載はなく民間療法の位置づけです。外用であって免疫系を活性化することはわかっており、実はその効能は計り知れないものがあります。
今回は術後の治癒機転の促進(皮膚の再生)、高血圧の正常化、痛みの軽減・・

局部の塗布で、その部位のリンパ球は活性化され、T細胞の増産があるとされます。
部位が右わき腹では、小腸の集合リンパ節にリシノール酸が働きかけリンパ液を製造促進させると考えられています。
母の胸部切開後の余分な炎症を軽減させ組織再生を促進させているのはこのリンパ球活性化によると想像しています。やけどや切り傷には一番よい外用剤です。

母は退院しても傷口はまだ病院の管理下なのでもうしばらくして傷がふさがったら、そこにひまし油を直接塗布する予定です(本当は今の段階でそうしたいのですが・・)。
仮に傷口であっても塗布による化膿する心配はないと思います(経験ですが)。

以上です。
ひまし油の外用療法はエドガーケイシーの資料、効能は学術資料に基づいています。
お知りになりたいこと、ご質問ありますればどうぞメール、電話でお受けします。
どんなことでもわかる範囲でアドバイスできます。
メールの場合は、桜カイロのホームページに入っていただき、「お問い合わせ」のメールをお使いください。

それでは。


  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(4)

2009年11月04日

膝痛 (2) 桜カイロの視点と施療

次に、私たちの膝痛に対する原因の考え方、と施術効果をお話します。

年齢に伴う膝の退行性変化は運動努力で多少遅らせても避けられません。

知っていただきたいのは膝痛の大きな原因は膝の退行性変化とは限っていないことです。
膝痛がないご年配の方がどれだけ多くおられることか・・

原因の心当たりがない膝痛で来院いただくのは高齢の方だけではなく小中高の若年者から中高年者もおられます。
腰痛もそうですし、肩こりも同じで筋骨格系疾患について言えることは、発症は年齢に依存するものではないと言うのが桜カイロの見解です。

膝の機能は下腿を移動する役割ですが、姿勢を保ちながら体の移動させるのにはさらに股関節と仙腸関節が中心の役割をしています。

3つの関節は異なった位置にありますが体幹から足につらなる筋肉で橋渡しされ連結し合っているのです。

膝痛が年齢の増加と関係するというのは軟骨のすり減りではなく、すでにゆがんでいた骨盤がさらにゆがみを増大することで、3つの関節の位置関係がずれてその結果、筋肉の骨付着部に痛みがでることが理由と考えています。
このゆがみが増加する理由が、年齢増加に伴う生理的な筋肉量低下、極度の運動不足であったり、体重過剰があげられます。

筋肉の付着部とは下腿の脛骨内側と外側や膝蓋骨上端があたります。

筋肉の代表格が大腿四頭筋で太ももの前側にあり、その上端は骨盤の前部に付着し、下端は膝頭に付着しています。大腿四頭筋の機能は骨盤が後ろに行かないように支えたり足を前に出したりします。

大腿二頭筋は太ももの後ろ側で四頭筋とは逆機能を持ちます。
その他に縫工筋、薄筋などの筋肉が体幹と膝を連結する補助となります。

これらの筋肉が正常に機能するのは関節が生理的な位置にあってのことです。
これまでに骨盤、仙腸関節の問題を何回も論じてきました。仙腸関節の記事をご覧ください。

この関節の位置がずれるとその状態を変位と言い、ずれる方向は大変特徴を持っていることを示してきました。
変位すると筋肉の付着部の位置が変わってしまうことと、関節としての可動性が乏しくなるので筋の収縮は正常に出来なく筋は傷つき筋付着部の炎症が始まるのです。

炎症初期は、いわゆる膝内側や外側の痛みとして感じることとなります。
いわゆる膝痛そのものです。
専門の医療機関で言う軽度の変形性膝関節症です。

歩行や正座により負荷が持続すると、炎症反応は膝関節液を貯留させることで膝の動きを抑制させ、膝筋付着部の炎症拡大を防ごうとする防御反応と考えています。

私たちが水腫を抜き取ることが良くないというのは、痛みが減って一見楽になるようでも抜くことで治癒機転が遠のき痛みの再発は慢性化となり骨のいびつな増殖に移行しやすくなると考えいます。
溜まった関節液を抜きヒアルロン酸を局注する発想は貧困に感じます。

さて、炎症初期で膝痛を訴えて来院いただく方へは、私たちの実際の施術は大変楽なものです。

どうするかと言うと、
左右の仙腸関節に潜んでいる変位を検出、その方向を的確に特定し、適切な方向に施療するだけです。
簡単そうですが診断はたやすいものでありません。判定は繊細であり熟練者のみが読み取ることが可能です。
ですので、どこのカイロプラクティックでも良いと言うものではありません。


的確な施術を受けらた後は、階段の上り下り時の膝痛もただちに解消しています。
一回だけの施術では心もとないのですが反復の施療でその後の一ヶ月以上は膝痛の再発ないようにも思います。

膝が変形し何年も経過していたとしても、たちどころというわけにはいきませんが、仙腸関節の調節で痛み自体は半減するものです。膝にはオイル湿布で炎症を軽減させ、さらに手を膝に触れて半月板の位置を戻しかなりのところまで改善が期待できます。

気がつかなかっただけかも知れませんが開業以来膝痛で来院いただき、改善せず途中で諦められた方はおられなかったぐらいの実績はあるように思っています。

膝痛・腰痛・肩こりをはじめ筋骨格系有訴の症状だけでなく他の領域の疾患も同じですが、疾患の発症の機序を理解しないでその場の痛み軽減する療法は、体に慢性化に悪化させる側面を有しています。

膝痛の治療法は医療界では柔整師や理学療法士の方々がさらに的確な療法に焦点を定めることが施策になるように思います。
筋骨格系疾患は内服薬や外用剤では治癒出来ないと思います。
そうなるとカイロプラクティックの施術とどう違うのか混沌となることが予測されますね。

カイロプラクティックは療術としてとても大きく発展してきましたが一つの団体ではありません。創始者の考案は多くの手に受け継がれながら技も多様に存在し考え方もさまざまです。

体にある変位の実態なぜ出来るのかと言った肝心な全体像のエビデンスはまだ何もわかっていません。
新たな技のセミナー実演に夢中となり体の変位を追求出来ないカイロプラクティックの程度もそれぐらいなのです。

なので、筋骨格系疾患の対処はカイロプラクティックに限らないいわゆる手技療法による取り組みが期待されます。

今月は後半に日本腰痛学会があり、発表の準備で追われています。
本学会は整形外科の先生方が集まる臨床の学会ですが、カイロプラクティックの演題も私を含め3題あがってます。

今回医師でなく会員でもない私が発表できることは大会長のお世話になったからでして、発表のご許可を頂き恥じないものを発表するつもりです。

内容は健康なヒトも仙腸関節変位が存在しており、腰痛発症の原因は変位の増悪によるという考えをデータで示唆しています。この知見の公開が整形外科領域で腰痛発症機序の新仮説に映れば良いのですが・・

では。
桜カイロ
吉野

  


Posted by 桜カイロプラクティック at 13:12Comments(2)

2009年11月02日

膝痛 (1)  整形外科領域の治療

皆様 今日は。
桜カイロ 院長の吉野です。

本日は、膝痛について。
私たちカイロプラクターが施術する腰痛や肩こりは、筋骨格系疾患と称しています。

その疾患の代表格が腰痛で、二番は膝痛が登場。
ご来院いただく方は、腰だけでなく膝も痛いと訴えられることは多いです。
実を言いますと、カイロプラクターは手術の必要までに至らない一般的な膝痛の改善は得意です。
過去障害の程度の差にもよりますがご年配の方であっても、痛みは軽減し、膝は改善します。

肩こり、背部痛と同様でして筋骨格系の疾患で緊急性のない限り私たちは最も得意とする分野であります。

さて、膝関節痛。
膝痛の方に対する治療の現状から入ろうと思いますが、一般的な医学の知識と整形外科の主な治療法について。


膝の痛みを訴える方は年齢から覗くと、若い人の場合は外傷であったりまれには癌によるものがあったりして若年者では一般的とはされていません。
多くの方は年齢が重ねるにつれ膝が変形し、これは膝が退行性の変化を起こしてしまうので老化が関わります。

特に原因がなく膝の形が膨らんだり曲がったりするのは、関節軟骨の増減によるもので膝の中心では関節軟骨の細胞増殖が少なくなるため中心部は磨耗し、膝の外縁辺りは逆に増殖するため膝が変形してしまうのです。

いわゆる老化に基づく変化とも言われ、この変化は私たちは心は別として体には受け入れざるを得ません。けれども、変化してもそれだけのことなのです。
その変化自体は痛みは決してないことを知って下さい。

軟骨の増減自体は顔のしわが増えたり、白髪に変わるようなことと同じものです。


膝関節のトラブル《このトラブルとは次回ご説明します・・》を生じると痛みに発展するのですが、膝内部は炎症を起こし関節液が溜まり(いわゆる膝の水溜り)、こうなると半月板や靭帯とりまく筋肉の一連の膝関節構造の歯車がかみ合わないのです。この症状は変形性膝関節症と診断名がつきます。
かみ合わない機能が続くと一部破損や化膿し強い炎症性の病名になります。

整形外科的にはこれらの治療は段階によって方法が違います。

レントゲン、内視鏡、血液検査などで確定し靭帯損傷などの場合などは外科的な手術となりますが、特に理由が見当たらない痛みだけの場合や加齢性と判断されれば鎮痛消炎剤や湿布・塗り薬の処方になります。

溜まった関節液は穿刺して抜きますが、その後ステロイド(現在はあまりしていない)やヒアルロン酸を注入します。

その他は、いわゆる電気的療法や運動療法(理学療法)。

いずれもこれらの異なった治療方法は保険点数が付いており、もちろん点数が高い治療方法が収益を上げます。

以上は烏天狗先生にお教えいただいた現代医療の指針と治療法を紹介しました。


次回は、『膝痛(2) 桜カイロプラクティックの視点から』です。

桜カイロ
吉野  


Posted by 桜カイロプラクティック at 14:40Comments(2)

2009年10月15日

利き足と仙腸関節の発表を行いました

読者の皆様
桜カイロの吉野です。

先日の連休は東京で重荷を一個ようやく降ろしてきました。
例の学会です。

日本カイロプラクティック徒手医学会の学術大会に参加してきました。
学術大会は11日と12日の2日間開催で、時間にすると20分間の一般講演のごくわずかな仕事であったのですが・・

場所は東京ビックサイトで6階フロアーを贅沢に借り切り、込み合うほど大勢の参加者ではなかったのでそれほど会場が大きすぎたのかも。
ビックサイトは確かに広大な敷地を持って多面体の建築物がそびえ、すばらしい近代都市の様相でした。

2日間はとても勉強になりました。
私たちが対面する患者さんの問題解決に大いに役立つものでした。

何かといいますと、外から数人の先生をお招きしご講演をいただいたのですがそのお一人に甲野善紀先生のお話をいただきました。
すごいのは技をまじかに拝見させていただいたのです。甲野先生は武道家です。療術と武道は共通点を感じそうですが、皆様の直感はどうですか? 私はあると思います。甲野先生は日本古来の武芸に通じられ立ち振る舞い、刀のかまえ、手の動き・・先生が古文書で数十年にわたり体得された「姿勢」は多くの職種の人に大変役立つ技となり伝授されておられます。

現代はお年を取った方との家族構成です。寝たきりの方を動かす時の介護動作はとても大変で、当院にも腰痛でこれまで大勢の介護士さんが来院されています。特に入浴時は無理な姿勢を取るため腰痛になりやすい姿勢を作るのは想像できます。

先生は介護士や介護をされておられるご家族の方にとても助かる技を伝授されておられるのでした。
私たちは療術家の場合は患者さん抱きかかえておこすわけではないのですが、武術の技を持って患者さんに接する場面もありそうですよ。

別に「エイッ」と気合を入れるわけではありませんが、先生は私たちの知っている解剖学それは体の仕組み構造のそれぞれの機能から、それぞれは一つにつながり全身を使う技となる、いわば機能解剖学を教えていただいたのでした。

などなど、他にご教授いただいた大脳の生理化学の第一人者や・・、ありがとうございました。

話をもどしますが、私は例の左利き足と右利き足の方の仙腸関節の違いについての演題を持参しました。内容はどこかで見つけたのなく皆様から学ばせていただた診断をまとめ上げたものです。
腰痛といっても原因が疲労や脊椎に病変を持ったり、椎間板ヘルニア、脊柱間狭窄症、五十肩、肩こり、背部痛、膝痛、頭痛・・・・と症状は多彩で一まとめに筋骨格系疾患とグループでつながっています。
それらの治療は別々なのが当然ですが、筋骨格系疾患の根元の原因は仙腸関節が関係すると考えています。

皆さんの悪くなった仙腸関節の変位をお一人ずつ集計し、その多彩な症状の共通点を探しています。大勢の変位を眺めると集合しあい何らかの画像のようなものが写ってきます。
私がみた画像を、同業のカイロプラクターに検証してもらうのです。検証とは他の施術院で同じ画像が写るのかどうかです。複数の仲間がが同じ画像を写せるようなら、画像は真理かも知れません。そこで私たちの技術はより優れた技となって、患者さんの利益につながってきます。
カイロプラクターは同じ施術力を身につけると再現性のある科学的な手法に成長です。

本大会でビックなおまけを頂きました。
昨年に投稿した論文が今年印刷物になったのですが、それが優秀論文賞に選ばれたのです。賞状とトロフィーそして副賞をもらい、帰り道は疲れを感じず爽快でしたよ。
昨年に続く喜びでした。
これも患者さん皆さんの体を張った痛みを拝見させていただいたからです。
皆様にはお礼を申し上げる次第であります。

ビックサイトの写真を撮ったのですが、建物が大きすぎて収まりませんでした。
本体の一部なのですが、現代の高床式会議室を想像させます。
写真を貼り付けました。


来月は別の学会に参加をします。
やはり腰痛の学会で、日本のメジャー医学者が集まる第17回日本腰痛学会、東京フォーラムです。ポスターの作成を必死にやっています。


ではまた。


東京ビックサイト 脚部だけ撮影 20091012


烏天狗先生



私です

  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(5)

2009年09月12日

寝違いで、痛い

読者の皆様

仕事が終わって家路に向かうのはいつも夜9時を過ぎます。
この時刻は秋晴れの青空は困難なことですが、秋の夜長が心地よく楽しめます。

こんな時期、多く見られる不愉快な症状 「寝違い」の、予防法と、当院の施術法のお話をさせていただきます。

そうなんです。このところ、首と肩とのつけ根あたりから首の後ろ側にかけての痛みを訴えられて来院される方が多くなりました。症状がひどい方は首を左右のどちらかに回そうとするなら激痛に襲われ、そうなると、車の運転も出来ません。


首の後ろ側の付け根辺りの痛みで一年を通じ散発的におこしになりますが、この時期は特に難治性の方が来られます。


けれども、すべての方が以下にあるような同じ原因とは決して言えるものでもありません。
首の後ろ肩側が突然痛み出す特有の症状は他の器質性の原因もごくまれにあるでしょうから、いつもの痛み方と違うと感じたら医療機関の受診をお勧めすることを付け加えます。

さて筋肉が正常な収縮の動きが出来なくなっているのですが、場所は頚椎と肩甲骨とを結んでいる筋肉です。

正確には肩甲挙筋(ケンコウキョキン)のことす。
肩甲挙筋は上部4つの頚椎の側面にくっ付いていて、筋肉の形状は30センチ定規のように薄く平べったく、反対側は肩甲骨上部の角につながっています。その役目は肩甲骨を肩の最適な位置にとどまらせ、筋肉が収縮して肩を引き上げ、あるいは首を引き下げます。

さてこの筋肉、寝違いの症状に陥るといつまでも筋収縮し続けます。正常な動きが出来なくなり、筋疲労物質は蓄積され、このため痛みを感じるセンサーがとても敏感になっています。この状態になる明確な理由はわかりません。
冒頭に言いましたように、この季節と関連しているようなのです。

この時期の気温は昼間は暑くても、夜間は20℃以下です。
この夜間の寝ている間に、露出した首すじが冷気で冷やされ過ぎて、症状につながるように思えます。

ですので、この予防方法は冷気にさらされないようにすることです。
Tシャツのような首肩の皮膚が露出する寝具でなく、襟のついた生地の厚めのものにすることです。
上半身裸で寝ることは寝違え原因をとても引き寄せています。

部屋も外気はもう入らないようにし、準冬支度に切り替えるのが最善策でしょうか。
肌を露出するわりに夜間気温が低い季節、お彼岸は秋があれば春もあります。春も同じように寝違いは多いのでした。

施術していて経験的な見解ですが、肩甲挙筋は一度痛めると、なかなか改善しない特徴を持っているようです。
軽度の時は、痛んだのち自然に治まります。就寝中、再度冷やすと痛みは容易に再発・・というようなことを繰り返すと慢性化し、最後には痛みは激痛・難治性に成長するようです。

自分でする手当ては、痛む方向には首を回さないことです。
痛む方向に回すのは、逆に慢性化を自分で作るようなものです。
ですので、首を痛くない側にちょっとだけ回し蒸しタオルなどで暖めて落ち着きましょう。

当院の施術は、筋肉の骨付着部にとても柔軟な弛緩操作を行い、トリガーポイントと呼びますが治療するポイントに低周波・温熱刺激を加えたり、筋の血液循環を促し代謝を改善させる操作を行います。これはカイロプラクティックとオステオパシー療法を併用したものです。
激痛で来院されたとしても、初回施術で強い痛みは多分許せるところまで軽減が期待できます。

医療機関では、寝違いはレントゲン写真を診て他の原因が見つからなければ「頚部筋筋膜炎」という代表的な診断名がつけられ、低周波物療や消炎鎮痛薬を処方し、難治なものは、トリガーポイント注射などが行なわれるようです。

ちなみに整形外科病院の私の知っている「からす天狗先生」ご自身は、さらに操体法やマッスルエナジーあるいはストレッチの組み合わせ、オステオパシーも取り入れておられるとのことでした。

以上、「寝違い」にかかわる情報をお伝えいたしました。

言葉足らずだったと思いますが、ご参考になったでしょうか?

次回は、膝痛に対する当院の施術についてお話します。
  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(8)

2009年09月06日

なぜ学術学会なのか?

では、なぜ学術学会と思いますか??

長い時間をかけて準備し、大勢の人前で緊張しつつ発表に出かけこれを繰り返す心情とは?

知名度を上げたくて人前に出るようなと見えてもおかしくないと思える、つまらない発表を行う方もごく少数おみうけしますが、発表を志す方は純粋です。

ひどい腰痛とか肩こりをはじめ、体に辛い痛みを何年もの間抱え辛抱した後に来院される患者さんに対して、施術者は何とか優れた手を差し出してあげたい思うことが大きな動機付けと思います。

施術者が日々願っている思いは、来院される方に辛い箇所が良くなって頂きたいのです。

私たちは、医療末端のコメディカル従事者ですが、腰痛とか肩こりの対処方法はユニークでとても優れたものがあると考えています。

優れる理由は患部に直接触れて対処するからですが、単に触れるだけでは誰でも出来て、そこには技があり、新たな技術を学び、情報交換した賜物です。

私たちはうつ伏せとか、あお向けに寝かせた姿勢で具合の悪い箇所を探し改善させ結果的に有訴症状を取り去ります。
そんな努力をお一人ずつに繰り返しています。

人は顔かたちが違い性差こそありますが、骨格、筋肉、神経は同じ材質で同じ配線なので、痛みしびれの原因はどこかの系統のいずれかで発生しています。

腰痛といっても、原因部位により異なる診断名があり、対処法も違います。
ちょっとそれますが、診断名が従事者間で違うこともあり、普通、見立て違いや熟練差で発生します。

この場合は、予測できない不可抗力的なものがあって、けれども自然に改善されるべくの事柄ですが、問題は適切でないような基礎解剖学を今でも継承し、その結果、異なった部位に治療が施されることがあることです。これは患者さんは計り知れない不利益を受けていると考えてもおかしくないと思います。
話を戻しますが・・・

お一人ずつ、原因と思われる悪い箇所をメモって、数十人も集まると悪い箇所がバラバラでも分析するとなぜ悪くなるのか、さらに原因が創造され示唆を感じる新たな治療の方向性が見えて来ることもあります。

メモるのは直感を箇条書きにすることで、それを整理すると治療指針に反映し、学術資料に成長することもあります。


説明したいことを原稿にし、公表することが学会です。
経験がない施術者が見ると、ぶつかっていた壁を乗り越えるきっかけかもしれません。
伝えたい情報は技術だけでなく、施術者の理念であったり、心構えなど提言も含まれます。

私たちは、現状より効果の上がる治療方法や診断方法を探し、それがどれだけ良いのか起承転結にまとめ、学会で伝え、受信した施術者が持ち帰りその方法は現状より優れるのかどうか検証します。
本当に良い物であるなら共有しあい、患者さんの早期回復につながっていきます。

学術学会取り組みの意味することは、患者さんの辛い症状改善の利益を願って、私たちが努力し研鑽を重ね、技を磨く場をいただいていると思います。

次回は、このごろ多い 寝違え についてです。

ではまた。


  


Posted by 桜カイロプラクティック at 12:12Comments(5)

2009年08月28日

学術学会の準備時期になりました

読者の皆様 今日は。
桜カイロ院長の吉野です。

昨日の夜は、すごしやすく秋の気配を感じたひと時でした。
代表格の こおろぎ がいて、夏の虫が大合唱で奏でていますが、十月に去るのでしょうが・・

さて、四方山話に立ち寄って頂けますことありがたく思います。
また、お読みいただけますこと感謝します。

この2ヶ月間は、英文誌の学術雑誌へ投稿作業にかかっていました。
ようやく、終わったのがこの2日前です。
投稿先は米国と欧州で発行する徒手療法の専門誌です。内容は仙腸関節を焦点としたオリジナルの学術原稿を書き上げましたが、英文作業は、四苦八苦・・・

提出物は原稿並びに図表と他に細かいもの含めると6点ぐらいあり、最後は覚悟してクリックしました。時代も変わり、インターネットですべてやりとり完了です。
内容の審査が始まります。審査基準は、基本に起承転結が展開され、論文情報が現状を超える可能性を持った斬新内容を含むかどうかなどについて、審査の先生方による判断を待つところです。

今回は、腰痛治療の現状方法に対し、具体的な改善につながる示唆を持った内容として認めてもらえるかどうかがが問われると思います。

投稿したと言っても審査如何によっては容易には掲載されると言うものでもないので、これ以上は言及を控えます。

本日は日本国内の学会のお話です。
今は秋学会シーズンにむけての準備の時期でして、開催は10月から12月にかけて全国各地で療術、医学基礎・臨床系の専門分野の方の学会が目白押しのようにつながります。

私も基盤にしている学会:日本カイロプラクティック徒手医学会にむけて原稿準備に取り掛かっています。内容は、例の利き足の違いは仙腸関節の障害に差をもたらすかどうかと言うもので、ようやく、発表させて頂けるところまで進みました。

発表時間は20分間で、その中に目的、方法、結果、考察と定められた要領の中で、左利き足と右利き足の約300例の方の仙腸関節変位の違いを示し、ぎっくり腰のような腰痛の対処療法に有益な情報公開を行います。

本年度の大会長は山本尚司先生で、学会には発表者だけでなく、東邦大学から特別講演の講師の先生(有田秀穂教授:医学部統合生理学)はじめ、各分野の著名な方を基調講演やワークショップ講師としてお招きし開催される予定。
開催日は2009年10月11日・12日で口頭とポスターによる一般発表があり、私の出番は初日最後の2番目です。ちなみに私の後にとりを飾る先生は、前回お話した例の烏天狗先生です。

場所は東京ビックサイト(会議棟6F)でして、四方山話に以前どなたかの”東京ビックサイトは良い所だ”とコメントをいただいたのを覚えていて楽しみにしています。私はこの会場をまだ知りません。相当広い会場なのでしょうか?アクトシティー浜松をお借りして本学会の学術大会が2007年9月にあったのですが、その時はコングレスセンター4階の全フロアーでした。
役員先生のご助力で他学会の後援(日本福祉工学会、日本技術史教育学会)も得て、本学会は年を追うごとに成長株です。

次回に続く。
次回は、なぜ学術学会なのか? です。  


Posted by 桜カイロプラクティック at 00:47Comments(6)

2009年06月29日

第22回勉強会に参加して

読者の皆様

今日は。
桜カイロの吉野です。

昨日は、日本カイロプラクティック徒手医学会の名古屋支部主催の第22回勉強会に参加させていただきました。
幹事の先生方に、心より感謝を申し上げます。

会場となった場所は名古屋国際会議場です。
国際とあって、とても大きく落ち着いた白亜の3つの建築物が連なっています。

正門から入りロビーをぬけるあたりの大きなガラス壁から中庭が見えるのですが、そこにはこれもまたびっくりするほど大きな白塗りの像がいます。しかも馬にまたがって。来訪される外人には受けますね。

尾張の騎馬武者を想像したのですがよく見ると騎士でした。
愛知県人は両刀使いか。
名古屋近郊に居られる方は見所としては充分の迫力!


さて、会議室の中では参加者が療術スキルアップのための熱心な勉強会でした。

四人の講師が講演と実技を行いました。
出だしは股関節障害の施術方法です。
皆さんの中にもちかい症状をお持ちの方がおられると思います。
大腿骨頭が股関節内で圧迫され変形することで知られる変形性股関節症です。


整形外科の領域では生活を確保するための人工股関節に取り替える治療法に対し、私たちの施療方法は股関節周囲に結合する筋肉・腱・靭帯そして関節に対する保管操作です。
限界、その理論と具体的な技を伝授受ける内容でした。

講師は名古屋支部の代名詞と言っても過言でない大会長で、いつも頼りになる大先生です。

二番目はキネシオテーピングの実技で、患者さんも安心して施術を受けたいと感じさせる魅力一杯の女性先生でした。三番目が私でした。


最終講演者は静岡県磐田市で整形外科病院に所属される先生で、
前世は山岳修行者か、はたまた烏天狗のような雰囲気を持っておられ、前から超論理的な思考の持ち主かと感じていたのですが、やはり当っていると思います。

現代医療とカイロプラクティック他・・を含めた代替医療について、長所短所、接点、患者さんからの見方、求められているもの・・・、を淡々と明快なるお話を戴きました。

私も仙腸関節の臨床像からわかってきたことを考察しながら講演しましたが、烏天狗先生のお話を伺い、代替医療の私たちの取り組み方がいよいよ問われているように思いました。
烏天狗先生と波長が合うのでしょうか??

患者さんに対する私たちの姿勢は、来院される方の有訴症状を軽減させる技を駆使するところで終わり、施術院はさらに技を磨く努力をするかそうでないかの差はありますが、来院者を待つことがすべてです。


とても大きな医療の重箱の中に周辺従事者のすみわけはあるのですが、甘んじるままでは患者さんは増えることが想像されます。
代替医療として多くの方に信頼され、期待されるような姿勢作りを示す時期にいるように感じました。


長話になりました。また、新たな話題のお話をさせていただきます。

桜カイロ
院長 吉野


  


Posted by 桜カイロプラクティック at 17:44Comments(3)

2009年06月08日

新型インフルエンザは感染しとくべき!?

読者の皆様こんにちは、桜カイロ院長の吉野です。
新型インフルエンザの厚労省やマスコミ報道は、一段落したようで気分は安心しました。

新型の感染力は相当なようで、さすがに猛威ですが、毒性は低いのでそれほど怖くはないようにも思います。
専門家が言われるように季節性のこれまでのウイルスと同程度の怖さ。
当初の報道(?)は、新型は強毒性との噂でしたので、そう至らなかったのが良かったと思います。

私などは新型であってもそれが弱毒性ならば、むしろ今、感染し免疫を得ることが得策とも思います。
理由は、今は毒性が低いからです。

これからの暑い時期には、どのウイルスも同じですが、人によってはウイルスは生息したまま体内でなりをひそめ、伝染は治まります。

これは終息ではありません。
ウイルスを保持した人(保菌者)によっては、今年冬季にウイルスが活性化し増殖後、飛散させ、再度猛威を持って発生感染しまくることが予測できます。
そのため、今年の冬はとても警戒が必要です。
電車やバスの車内で多くの人がマスク着用されのでしょうね。

弱毒性が中毒性(??)や強毒性に変異することも想像出来ると伝えられています。
ただ、そういった確率が高くなるまでにはまだ時間が稼げると思われるので、今すぐ恐れおののくことは不要とも付け加えておきましょう。

『弱毒なので感染したほうが良い』…こんなことを考えるのは私だけなのでしょうか^^;

日本の専門家の間では、誰も口に出す方はいないようですね。
多分、米国人などでは平然と語られていると思います。
今のうちに新型由来の免疫を獲得するほうが、今後の猛威も脅威でなくなります。

さて、骨盤の障害に関する研究発表を今月末行います。
例の仙腸関節変位に関する利き足の違いの内容です。

ですので、学会の宣伝も兼ねてご紹介をします。
学会は日本カイロプラクティック徒手医学会名古屋支部、大会長は鈴木喜博先生、第22回勉強会です。

日時はH21年6月28日、午前10時~午後4時
会場は、名古屋国際会議場221会議室

私はそのうち一時間を頂いています。
来場されるのは業界仲間の勉強会用で、会場は施術家のスキルアップの場です。
会場の仲間はお互い施術改善の情報交換し、技を磨くのです・・・
私も自身の発表と同時に、今後の技術向上のため、勉強をしてきたいと思います。
また近いうちに学会の報告もさせていただきますね。

つたない文章ではありますが、次回もお付き合いくださいませ。  


Posted by 桜カイロプラクティック at 10:02Comments(2)

2009年05月18日

新型インフルエンザの感染予防対策

読者の皆様

新型のインフルエンザが、私たちの近くに押し寄せて来るようになりました。
ウイルス感染された方の呼気から空気中に飛び交ったり、唾液などから手を通じ、空気・接触により伝染します。

対策は、伝染ルートを遮断することですので、まず、外出を控えることが一番です。
外出時は、空気感染を防ぐための防護マスクと、うがい。 外出後の手の洗浄を心がけましょう。

本日は、インフルエンザ対策で、食餌に関する方法を紹介いたします。

出展元は、エドガーケイシーのリーディング記録です。

エドガーケイシーについては、四方山話の中でご紹介を行っていますので、これまでの記事(2009年1月22日 エドガーケイシーと手技療法)をお読みください。

リーディング記録には、《 風邪 》 とあり、新型ウイルスと細かく記載されていないので、表現にずれがありますことを注釈します。
表現が違っていても、私たちの体内で環境を乱すのは新型、従来の旧型ウイルスでも同じで、体の細胞を同じ方法で破壊します。
体内に侵入するウイルスの特性は新旧同じと考えるので、下記の対策法は有効と思います。

今回はその伝染性が大変高く、高熱を伴うが、致死にいたる毒性:virulenceは低いようです。

さて、本題の食事によるウイルス感染予防法です。

ケイシーは、ウイルスは体内がアルカリ性の状態にあっては存在しようがないと記録しています(808-3)。
記録はこの一節ですが、次のように考えます。

一個のウイルスが体内に入り込むと、ウイルスは活性化されて細胞内に侵入し、想像を絶する量の新たなウイルスを増殖します。細胞は破壊され、新たなウイルスが次の細胞に侵入し死滅を繰り返すのが、ウイルス感染です。

免疫担当の細胞は、体に侵入したウイルスや細菌を死滅させるのですが、体のアルカリ度が低いとその機能が発揮できないのかも知れません。

体の細胞外液:血液はpH7.40±0.05で、細胞内液はpH7.00の酸塩基平衡のバランス下にあります。
血液のpHが誤差範囲内で下がると、酸性側です。

ウイルスは、人体のアルカリ度がバランスを失った状態に発症しやすいのかも知れませんね?

なので酸性の食事摂取は抑えて、アルカリ性食品を採るようにします。

アルカリ性食品とはミネラル類の摂取のことで、
ミネラル類とは次のような食材に多いです。
葉の多いタイプの野菜:玉レタス、サニーレタス、ほうれん草、ちんげん采、サラダ菜、小松菜・・・、
果物:グレープフルーツ(特に今は旬で安い)、レモン、他の柑橘系類、
ナッツ類:大豆、アーモンド類、あるいはシーリアル食材:コーンフレーク。
梅干も優れた食品です。身近なのでこんな時は、毎日数個を採りましょうか。ただし減塩味付けのものを。


抑えたい酸性の食事とは、炭水化物含量と肉類の多いもので次のようなものです。
砂糖・澱粉・粉ものの入った食品:和洋の甘い菓子類、お好み焼き、たこ焼き、餅、甘い飲料・・
ケーキ職人さんには悪いけれどもスイーツは抑えましょうか! 
お米やうどん類は主食なので摂取は良いと思います。
肉類:牛肉、豚肉類を使った献立食。押さえめにします。
魚類は取ってもよいです。

インフルエンザが周囲に蔓延するしばらくの期間は、以上のような食事を心がけるのも、感染予防対策につながると思います。
仮に、感染されたとしても、酸性過多でなくアルカリ性食品摂取で過ごされると、症状は軽減し早く回復することが期待されます。
酸性過多の食事は症状を悪化・長期化させます。

以上、ご紹介は食事で期待できる方法ですが、方法を厳格に守れば絶対に良いというものでありません。
食餌生活を過敏にならないようしていただきたく思います。

どうぞ、試してください。

桜カイロ 院長 吉野和廣(医学博士、管理栄養士)
  


Posted by 桜カイロプラクティック at 06:18Comments(3)

2009年05月16日

左利き足と仙腸関節 その8

では、なぜ男性で差が出て、女性で差が出なかったのでしょうか?

その理由については、左利きは女性の方が男性よりも少ないこと、また左右の後頭葉の大きさが女性の方に差が小さいことが関係しているのではないかと私は考えています。
あるいは男女の性差による身体運動能力の違いが男性ほど仙腸関節変位の変化につながらなかったことが考えられます。

仙腸関節変位の起こる理由は、以上の左右脳半球に基づく仙腸関節の機能が、体重負荷を受けた際、右仙腸関節は外方へ変位を起すと考えています。(詳細な考え方は後日発表しようと思います。)

私たちは、受精卵からはじまり、胎児が十分に成長後、母体から産み落とされ、乳児を経て、ベッドの上で手足をハイハイと練習し、四肢の骨格と筋力が重力よりも勝るようになると伝え歩きを学習して、初めて両足で歩行を開始します。

二足歩行を学習してしまえば、ごく自然に歩き、走り、静止することが出来ます。
多くの人では右手が左手よりもより機能を持ちます。幼児から成人期の体系へ成長する中で、右手は細かな動作や作業が出来るため、左手よりも運動量は高く、左腕よりも筋力も重量も増えます。

予断ですが、まっすぐに立った人を後ろからながめると、左右の両肩が水平でなく左肩が上がり右肩が下がった人を見かけることがあります。

どちらかの肩を五十肩のように痛めたわけでもない健康な人です。
実は健康な方でも右側が下がっているのは正常なことが多いです。およそ40%の方は、右肩が下がっています3)。
この理由は、左腕よりの右腕が重いためと考えられています。

腕だけをとらえても、体の左右というのは非対称性なのです。
逆に左肩が低く、右肩が高くなっている場合は、体は不都合なことが起こっていると思います。
そういう方が、施療の対象の方です。

さて、左脳半球の機能優位の人は、右側が利き側です。
優位な右足は左足よりも繊細な動作が出来るので、例えばサッカーボールを相手に正確にパスする時に、右足が勝るのです。逆に言いますと、左足は細かな動作が苦手なため飛距離も正確さも劣ることとなります。

さきほども触れたのですが、右足が他の人より優れていることが、良いスポーツ選手につながるとは限りません。
むしろ左足も右足と同じように機能化され、両足が均衡化した選手の方が攻撃力も高く、右足利きの対戦者側が不利に働くようです。
プロ野球やサッカーの超有名選手には、左利き足の人が何人もおられますよね。

ちょっと左右利き手と足の世界にちょっと踏み込むことにしましょう。

質問です。

体表に左右ペアーで備わっている器官を2つ挙げてください。
 
 
 
 
 
…そうです、眼と耳です。

眼と耳は利き側があります。
右手利きの人は、体表の右側が利き側です(左手利きの人は、主に左側が利き側ですが、一致しない人もおられます)。

特に、眼については、眼検診などで左右の違いを感じる場面がありますよね。
耳の場合も、利き側が右の方は、利き耳は右耳です。聞き耳とは無関係です。

では、肺臓や腎臓などの内臓器官はどうなのでしょうか??
確か、肺臓の重量は左側と右側を比べると、右側は20%アップしています。
はたして内臓までも右利きなのか???

なぜ、神様は脳左半球に右利き側をセットしたのでしょうか??
そんなことを次々と考えたくなりますが、本論から外れますので、この当たりで終わります。

では今から、皆様の仙腸関節の状態を透視します。
その結果は次回に…
 
 
腰痛でなくても、体に何の不具合を感じていなくても、あなたの仙腸関節はどうでしょう???
不安になったら、ぜひ一度当院に来てみてください^^


3) 吉野和廣:健常者と非特異的腰痛症並びに背部痛症者における仙腸関節変位像の統計的分析 ―筋骨格系疾患の発症機序を考えて(第一報)―,日本カイロプラクティック徒手医学会誌,9:47-52,2008  


Posted by 桜カイロプラクティック at 10:24Comments(3)

2009年05月11日

左利き足と仙腸関節 その7

皆さん、こんにちは。
桜カイロプラクティックの吉野です。

皆さんGWはいかがお過ごしでしたか?
遠くへお出かけの方、長時間の運転をされたりして肩こりや腰の痛みはないですか?
そんな方、いらっしゃったらぜひ当店へお越しください。

さて、今日の四方山カイロは左利き足と仙腸関節その7です。
気付けばもう7回目ですね。

では、さっそく本題へいきましょう。

男女の違いは性の違いですが、脳の形もわずかに違っているようです。
生きている人の脳を輪切りにします。
と言ってもCTスキャンで画面を見ます。
すると、脳の水平画像が現れます。

脳の解剖像は中心から左半球と右半球に別れ、左側の脳が左脳、右側の脳が右脳に明瞭に区別できます。
また、頭の前の方を前頭葉、後側を後頭葉とも区別されます。

左半球と右半球の前頭葉から後頭葉までの大きさを比べると、左右で大きさに差が見られます。
女性は左右差が少なく、男性は左脳の方が大きく、左右差が大きいとされています。

次に右手利きの人と左手利きの人の画像を比べます。
右利きの人は、左脳の後頭葉が右脳側よりも後ろに出っ張っていることがわかっています。
左利きの人では左右後頭葉の出っ張りに差は少ないのです。

脳構造について補足説明します。
脳半球から出る2つの神経回路は頭の中で交差して、体幹ではお互い反対側へ配線されています。
ですので、左半球の脳は体の右側を制御し、右半球の脳は体の左側を制御しています。

さて、脳は五感、言語、運動能力・・の中枢ですが、これら機能は左脳と右脳で機能は二分化されていることが分かっています。

例えば音について考えてみると、人の声や楽器の音は空気振動で耳の聴力器官に届き、振動を電気信号に変換して神経路へと伝わり、左脳と右脳の二つに送ります。
音楽などの信号は、左脳より右脳側優位で感じ取り、会話など論理的な信号は右脳よりも左脳側優位で処理しています。

立っている人を後ろから見ると、体は姿勢側と機能側に分かれています。
特に腰部から下腿にかけてその機能は二分化2)されています。
右側が機能側で左側が姿勢側です(一般的な解剖学、生理学のテキストではまだ記載されていないと思いますが・・)。

ですので、右足は機能足となり、左足は姿勢足です。
左右非対称の機能です。
この二分化は、脳の左右半球の働きの違いに基づいています。

右半球は体の姿勢を制御します。
神経は体幹近くから左側を支配し、立位姿勢のように無意識的な運動、大きな関節の制御を行います。
そのため、左下肢は姿勢足、すなわち軸足です。

対して左半球は、身体機能を流暢に制御します。
体の繊細な動きです。これが右の利き足になっています。
右手が利き手も同じで理由です。

体幹の中央部は左右両方で制御され、左右脳半球の機能は胎児時代(?)の生まれる前からすでに定まっているようです。

ところが左利き足は、一般の人よりも左半球も姿勢脳として優れ、左右の利き側の差がなくなり、左利き足となっているのかも知れません。
才能に恵まれたスポーツ選手、著名な学者など逸脱した才能をお持ちの方はそう言う事かも知れません。
あるいは胎児から成人になるまでの過程で、部分的に左脳優位に代償したことも考えられます。

男性の左利き足と右利き足の違いによる仙腸関節変位の違いについてですが、左利き足被験者の仙腸関節変位は、右利き足被験者とで有意の差はあったものの、内容は正反対でもありませんでした。

その理由は、左利き足優位だったとしても、本来の右半球の姿勢脳の働きは左足に軸足機能を働かせているものと思われます。その結果が、左右の仙腸関節の変位像は複雑な様相につながったと考えています。

では、なぜ男性で差が出て、女性で差が出なかったのでしょうか…

次回に続く。

2) 前原勝矢著:右利き・左利きの科学,講談社,1989  


Posted by 桜カイロプラクティック at 09:17Comments(0)

2009年04月30日

左利き足と仙腸関節 その6

…左利き足の女性14人を選び出し、仙腸関節の変位の方向を調べました。
比較のための右利き足の女性データは170人です。
両グループの違いを統計学的に比較したのが、下の表です。

これまでの内容が良く分からない方は、当ブログ記事『左利き足と仙腸関節 その1』からご確認ください。
⇒左利き足と仙腸関節 その1

【表4 左並びに右利き足の女性被験者(例数14人,例数170人)における仙腸関節変位頻度(実数)のカイ二乗検定結果】
  左AS 左IN 左PI 左EX 右AS 右IN 右PI 右EX
左利き足 6 7 0 0 0 0 4 11
右利き足 40 71 0 0 0 0 48 125

自由度=3, X2値=1.168,  危険率p=0.761

結論は、女性の場合は、左利き足と右利き足における左右の仙腸関節変位方向は違いがなかったと言うものでした^^;

以上のように、左利き足と右利き足の男女被験者における仙腸関節変位の様相を比べると、男性では違いがあり、女性では違いが見られませんでした。

私たちは仙腸関節に変位を起こしているのですが、左右の利き足の違いによる変化は、男女の差で現れていることがわかりました。

この研究の目的は、右仙腸関節が外方変位を起す機序の仮説を考えることにあります。
私はそこには利き足が関わると推測しています。
そして、仮説を説明するために男女の利き足被験者における仙腸関節変位の臨床像を調べています。

ここで、男女の性差と利き足について、従来知られていることをお話します。

本院で研究の対象になられた左右利き足の方の比率を比べますと、男性の左利き足は15%で、女性は8%でした。
一般的に、女性は男性よりも左利き手の頻度が低いことが知られており、八田武志氏の著書『左利きの神経心理学』によると、男性の左利き手の比率は6~13%程度に対し、女性は4~8%程度だそうです。
また、性差に関係なく左利きの足と左利き手を比べると、足の方が手よりも数パーセント低くなるようです。

本院へ来院された男女の左利き足の方は、若干ですが、高い頻度です。
数字だけを捉えると性差に関係なく左利き足の方は、右利き足の方よりも腰痛や、肩こり、頭痛などの症状につながりやすいのかも知れないと気付かれると思います。

男女間で仙腸関節変位の違いが起こる直接の理由は、運動量、筋力などの差によることも考えられます。
言い換えると、女性よりも男性の強い身体能力が、男女の仙腸関節変位に差を生じさせたのかもしれません。

こんなことなら、最初からわかっているのではとお叱りの声が聞こえそう・・・^^;

私は、男女の能力差だけが、男女の仙腸関節変位に差をもたらすとは考えていません。
さらに、なぜ男子の左右利き足の違い変位の起こり方に違いをもたらすのかを考えると、男女の差や利き足の差は、右脳優位の働きと密接な関係があると推測しています。

右側の仙腸関節変位が特に起こる理由に、左脳半球の機能と係わり合いがひょっとしたらあるかも知れないと、ようやく膨らんできました。

次回に続きます。  


Posted by 桜カイロプラクティック at 09:30Comments(3)